箱根山塊の東南端に位置する幕山は梅林の山として知られている。初春は梅見物の人たちで賑わうがこの時期は静かだ。また山腹には切り立った岸壁があり岩登りの練習場になっている。この日も数人のクライマーが楽しそうに練習をしていた。幕山公園に駐車し歩き始める。頂上まではわずか1時間ほどで着くがつづら折れの急登が続き楽とは言えない。頂上は本来見晴らしが良いらしいが今日は生憎とかすみがかかり遠くまでは見えない。同じ道を引き返してもつまらないので南郷山に続く道を北に下る。途中南郷山への分岐があったがそちらには行かず左に曲がる。下山してから南郷山にも行って来れば良かったと思ったがもう遅い。また来ることがあれば寄ってみよう。緩やかな傾斜の道を快調に下り駐車場に着く。幕山公園の東屋で昼食にする。帰りは箱根七湯の一つ、芦の湯に立ち寄り汗を流す。鄙びた旅館で他に誰も入っていないのを良いことに風呂場で昼寝をしてから帰宅した。 |